X-ADVのバックでアップなキッズ用タンデムステップを3Dプリンタで製作した。

妻や娘とのタンデムツーリングを楽しむためにX-ADVを購入したのですが、娘のぴよちゃん(6歳)はタンデムステップまで足が届きません。 という事でぴよちゃん用のバックでアップなタンデムステップを3Dプリンターで制作してみました。

最初にぴよちゃんに跨ってもらい足の位置の確認しました。 画像の真ん中のM8ボルトのあたりにちょうど足の位置が来ました。

これなら作るのが楽そうです。

採寸の後、単純な形状でモデリングして片側だけをPLAで出力してみました。

こんな感じで大体良さそう。

試作のもので大体良さそうだったので、今度は形状を整え、ステップの上面には滑り止めのブロックパターン配置しABSで出力してみました。

ステップ高さも2段回の調整ができるようにしてみました。

X-ADVのデザインとの違和感も少なくいい感じに仕上がった!と喜びも束の間。

ぴよちゃんに跨ってもらい確認してもらったところ、ステップの長さ短くいまいちしっくりこないとの事。

ステップ長さを伸ばし、踏み面の形状もグリップを重視した形状に変更し作り直しました。
今回は最終形という事で右側のステップも出力しました。
ぴよちゃんのオーダーに合わせて通常のステップ位置よりもだいぶ高くなっています。

完成!

ぴよちゃんに再度、確認してもらうと“もうちょっと下でもいいね”との事。

真ん中にステップ固定穴を設置して3ポジションの調整ができるように作り直しました。

積層方向も斜めに変更しました。

ステップ高さ3段調整式となりました。
満足いただけた様です。合格いただきました。

強度はどんなものかと自分でも試してみます。 片足(体重60Kg)かけて跨ってみましたがこちらは問題なさそう。 さらに立ち乗り状態から軽くジャンプしてストレスを掛けてみました。 流石にこれはちょっと怪しい雰囲気。 しかしながらABSの3Dプリント品とはいえ、ふつうに使えば60Kgの大人が使用しても耐えられそうです。 子供の体重で使うタンデムステップとしては強度は十分ありそうです。

子供用の為に作ってみましたが、意外に大人の自分(身長165㎝)が乗ってみても膝が上がったポジションとなり、こちらの方が踏ん張りが効くので良いと思いました。 基本的にXADVのポジションは欧米の大柄な人向けのポジションとなっているのでしょうね。

これでぴよちゃんと一緒に令和4年のツーリングシーズンを楽しむことが出来そうです。

こちらは前にぴよちゃん用に作った物です。

ちょっと作るのに時間が掛かってしまいましたが、この時の鉄製の物から比べると今回のものは格段にクオリティが上がりました。

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