

はじめに (Bobber TFC ETC DIY記録)
Triumph Bobber TFCを買って最初に悩んだのがETCの取り付け場所です。 あのシンプルスリムで美しいノーマルスタイルを崩したくないのに、ETCは高速道路を走るのに必須…。
バイクショップに相談したら「レザーケースが定番」とのことでしたが、どうしても外付け感が出てしまうのが嫌で悩んでいました。
そこで逆転の発想。リチウムイオンバッテリーに交換して純正バッテリースペースを有効活用する方法を試してみました。
結果、バッテリー+ETC車載器を綺麗に収納でき、外観はほぼノーマルのまま。試行錯誤で半日かかりましたが、EV-240で失敗した経験も含めて詳しく書きます。

この記事でわかること
・Bobber TFCにETCをノーマルスタイルのまま搭載する方法
・リチウムバッテリー選びの失敗→成功
・実際の取り付け手順(全6ステップ)

Bobber TFCでETCを隠すのが難しい理由
Bobber TFCの魅力は無駄のないスリムボディ。でもそれが仇となり、ETC車載器を隠せる余裕スペースがほとんどありません。
レザーケースは簡単ですが、せっかくのTFC(Triumph Factory Custom)らしい上質感が損なわれる気がして…。 バッテリーを小型リチウムに換えてスペースを作る作戦に切り替えました。
バッテリー選び:CCA数値で1回失敗した話
まず純正バッテリーのスペックを確認
Bobber TFCの純正バッテリーをチェックしたところ、CCAは190と記載されていました。
CCA(コールドクランキングアンペア)とは? エンジン始動時に瞬間的に流せる電流の大きさ。数値が大きいほど、力強くセルモーターを回せます。特に気温が低い冬場の始動性に直結する重要な指標です。
EV-240(240CCA)→ 始動はできるが”頼りない”
手元にあったEVOTEC EV-240(240CCA)を試しに装着してみました。 エンジンはかかりますが、クランキングが若干頼りない印象。 純正より高いCCAなのになぜ?と思いましたが、 リチウムと鉛ではCCAの体感が異なるようです。 もう少し余裕のあるバッテリーを探すことにしました。
T.E.T LFP9Bを選んだ理由
いろいろ調べた結果、T.E.T LFP9Bを選択。
| 比較項目 | 純正鉛バッテリー | EVOTEC EV-240 | T.E.T LFP9B |
|---|---|---|---|
| CCA | 190 | 240 | 300 |
| サイズ:重量 | 標準:重め | 小型:最軽量 | 小型:軽量 |
| 加工の必要 | なし | 端子位置の加工が必要 | 端子位置の加工が必要 |
| ETC同時収納 | 不可 | 可(ETC車載器も一緒に収納可) | 可(ETC車載器も一緒に収納可) |
| 始動感 | 標準 | 若干頼りない | 力強く始動 |
| 価格目安 | – | – | 15,400円 |


最大のポイントはサイズがピッタリだったこと。 純正スペースにバッテリーとETC車載器を加工なしで同時収納できました。
T.E.T LFP9B
電圧:12V 5Ah CCA300
サイズ (約):横幅150mm / 奥行65mm / 高さ93mm
ただ一点、マイナス端子の純正金具を移植する際、端子の位置が変わってしまうため、どうやって取り付けるか一瞬悩みましたが、EVOTEC EV-240のあまりの端子の部品を使い外側に延長でき即解決!助かりました。

ETC車載器はミツバサンコーワをチョイス
ETC車載器はミツバサンコーワMSC-BE700Sを選びました。バイク用ETCとしてはド定番で、取り付け実績が豊富。アンテナ分離型なのでアンテナを目立たない場所に設置できるのも理由のひとつです。
ヤフオク中古(1〜2万円程度)が狙いやすいのが魅力です。
実際の取り付け手順
使用工具は(一般的な整備工具でOK)
- 5mmアーレンキー(サイドカバーの裏についてる六角レンチ)
- ラチェットハンドル+ソケット各種
- プラス/マイナスドライバー
- 結束バンド、絶縁テープ、プライヤー、ニッパー
Step1:純正バッテリーを外す
- マイナス端子→プラス端子の順に外す(基本中の基本ですが必ず守ること)
- バッテリーケースのカバーを外してバッテリーを取り出す
Step2:T.E.T LFP9Bを仮置きしてサイズを確認
- 無加工でピッタリ収まることを確認
- ETC車載器と並べてレイアウトをイメージする
Step3:アンテナの取り付け
- ブレーキラインに共付
- アンテナケーブルはハーネスに沿わせてスッキリ処理
Step4:ETC車載器の配線を通す
- 電源はトライアンフ純正の電源取り出しハーネスを使用
- 各ケーブル類はハーネス(タンク裏側フレーム)に沿わせてスッキリ処理
- 配線はタイラップで固定してビビり防止
Step5:バッテリーを固定してETC車載器を収納
- T.E.T LFP9Bをバッテリースペースに設置
- ETC車載器をバッテリーの横に収める
- カバーを閉じて外観を確認
Step6:動作確認
- エンジン始動確認 → 力強くかかりました
- ETCカードを挿入してインジケーター点灯を確認
- 試走してゲートを通過し、正常動作を確認
アンテナの設置位置

アンテナは取り付けステーなどは使わずにアンテナ背面にクッション材を貼り付けてから、写真中央の位置のブレーキラインにゴムバンドAmazonで見るで共付けしました。
問題なくETCゲートの通過が出来ました。
さりげない取付が出来て満足の出来栄えです。

やってみた結果と感想
総費用目安:リチウムバッテリー15,400円+ETC(ヤフオク1〜2万円)=約25,000〜35,000円


ビフォー: 純正バッテリーが鎮座していてETC車載器を入れる余地がなかった。
アフター: リチウムバッテリーに換えることでスペースが生まれ、 ETC車載器が純正バッテリースペース内にスッキリ収まった。
外観は完全にノーマル。スッキリ収まった姿を見て「これで正解だった」と大満足です。
気になる始動性は? EV-240では「若干頼りない」と感じたクランキングが、 T.E.T LFP9Bに変えてから明らかに力強い印象になりました。 真冬の始動性についても問題なしでした。
まとめ:Bobber TFCのETC取付、この方法がおすすめ
| 選択肢 | こんな人に向いている |
|---|---|
| キジマ レザーケース | 手間をかけずにETC外付けしたい人 |
| リチウムバッテリー換装+格納(今回の方法) | ノーマルスタイルを崩したくない人・DIY好きな人 |
Bobber TFCはそのスタイルを守りたくて乗っている人が多いはず。 バッテリースペースにETC車載器まで収めることができれば、外観を一切変えずに済みます。 バッテリー交換の手間はかかりますが、満足度はかなり高いです。
同じ悩みを持つBobber TFCオーナーの参考になれば幸いです。
この記事で紹介した商品

⚠️ 注意点:
本記事の内容は実際の取り付け作業に基づいています。
作業は自己責任で行い、不安な方はバイクショップへご相談ください。



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