SENA 10C PROの紹介です。
外観
パッケージから
10C PRO 本体 (□=1㎝)
上部 真ん中にある長方形のボタンがカメラボタンです。
タップすると写真撮影、長押しすると録画の開始、停止をします。
底部です。
ゴムの蓋を開くと、左からマイクロSDカードスロット、マイクロUSB差込口がならんでいます。 一番右の差込口はスピーカーとマイク用の接続口です。
裏面
20Sとの外観の比較
正規バージョンなので日本語マニュアルがついています。
マウントベースはスライドしてはめ込む方式です。 本体をロックする機構はありませんがケーブルには抜けどめのロックがついているので、落とす心配はしなくても良さそうです。 手掛かりのある輪っかの部分を緩めるとカメラの角度の調整ができます。
説明書に従いヘルメットに取付しました。
MicroSDカード
容量は最大で64GB(以内)までで Class10以上のものが指定されています。
Sena Camera App
インストールとWIFI接続
次は本製品の売りでもあるスマホとWIFI接続するためのアプリのセットアップを行います。 カメラ機能の設定変更等はカメラアプリから行います。
まずアプリをスマホにダウンロード。
アプリの画面です。 アプリ画面の指示通りに操作していきます。
※このときWIFI接続をするスマホと10C PROのBluetooth接続は解除しておくようにします。私はここでハマりました。マニュアルに載っていない内容です。
ここまではすんなりと進みました。 次でハマります。
いくら画面の指示通りに操作しても接続されません。
先にペアリングしてしまった。スマホのBluetoothをオフにしたら接続する事ができました(ここに辿り着くまでにはかなりの時間が…)
WIFI接続された後に下の注意文が表示されます(もっと早くに教えてよ…)
接続後のアプリ画面
WIFI接続されるとこの画面の表示になります。
ライブプレビュー画面
設定画面
Sena 10C PROの機能・仕様
機能・仕様
仕様
一般仕様 ●連続使用時間:17時間 *1
●録画時間:2時間 *2
●通話距離(インターコム):最長 1600m(見通しの良いところ) *3
●動作気温:-10℃〜55℃
●サイズ
・メインモジュール:105 x 60 x 31(mm)
・スピーカー:直径36mm x 厚み6.5mm
・ブームマイク:長さ190.0mm
・ケーブルマイク:長さ555mm
●重量:90gWi-Fi 802.11 g/n Bluetooth ●Bluetooth Profiles
・Headset Profile (HSP)
・Hands-Free Profile (HFP)
・Advanced Audio Distribution Profile (A2DP)
・Audio Video Remote Control Profile (AVRCP)オーディオ ●オーディオSBC コーデック対応
・ノイズキャンセル機能
●FMラジオ
・ラジオ帯域:76~108MHz
・10局プリセット登録光学 視野(135度)
絞り値 f/2.0ビデオモード 解像度
1440p 30fps
・1080p 60fps
・1080p 30fps静止画モード 解像度3.7MP(16:9) タイムラプスモード 10秒に1枚の静止画 外部メモリ Micro SD,メモリカード(最大 64GB) バッテリー リチウムポリマーバッテリー
約3.5時間で満充電認証 TELEC (注意事項)
*1,2,3 この数値はお使いの環境により異なります。(注意)上記仕様は、断りなく変更される場合があります。
10C PRO | SENA Bluetooth Japan公式サイトバイク用、アウトドア用、業務用 Bluetoothステレ...出典:senabluetooth.jpより
Sena 10C PRO を1年使ってみての感想
インターコム機能は特に問題なく良好ですので省略します。
良い点
- インカム通話音声と動画が一緒に収録できる。
- インカム+カメラでシンプルにスッキリとヘルメットへ設置できる。
- ノイズキャンセルが良いので収録した音声が聞き取りやすい。
- モバイルバッテリーで給電しながら使う事で長時間の撮影が可能。
悪い点
- 画質が悪い。
- ブレ補正がないので収録した動画はとても見辛いものになってしまう。
- ノイズキャンセルが優秀なためヘルメットの外の音を収録できない。
- 動画撮影時は内臓バッテリーの持ちが悪い。
- バッテリーが内蔵式なので他のアクションカムのように予備のバッテリーに入れ替える事ができない。
- スマホ専用アプリは使いづらく接続は不安定。
どのような人にオススメできるか
高画質な動画や映像にはこだわりがなく自分の声やインカム通話の音声の収録を重視する方にはオススメです。 ドラレコ的な使い方には向いていると思いますが綺麗な景色やこだわりの映像を残す用途のアクションカメラとしては期待をしない方が良いです。
単体で使うにはモトブログ などYOUTUBE投稿には向いていない
10C Proを使って何本か動画を作りましたが、ブレの激しい動画は好まれないという事がわかりました。 走行中の頭部(ヘルメット)は運転者が思っている以上によく動くようで10C Pro撮影の動画では「酔いそう」などのコメントいただいております。 確かに自分でみても心地良いものではありませし画質に関しても良いとは言えません。 モトブログ 用途に使うのならばSONY AS300(マイク入力端子付き)やGo Pro Hero7 Black(マイク入力は要アダプター)の方がはるかに良いです。
下は10C Proで撮影した動画です。 自分で作っておいて言うのもなんですが…とても見辛いです。
最近こんなもの作ってみました。
私の運用方法
上記の理由から現在はメインの映像はGo Pro Hero7 Blackで収録し動画編集にてSENA10C PROで撮影した動画から音声を取り込んでいます。 SENA10C PROの撮影モードは1080p30fpsに設定しモバイルバッテリーで常時給電して撮りっぱなしにしています。
Sena 10C PRO を使って動画を作ってみました
袖ヶ浦フォレストレースウェイで撮影してきた動画 190330
2019 3/30 ライパ 袖ケ浦 黄色クラス
サーキット走行動画です。
SENA 10C PRO で撮影してみました。
そのままの映像です。スタビライズはしておりません。
子画面はQRacingAppから作成したものです。
山中湖〜道志で撮影してきた動画 190420
この動画ではスタビライズはしていません。
リアビューはGoPro HERO7 Blackで撮影しています。https://wp.me/paam9Z-LV
動画のブレ補正、スタビライズという方法
PREMIERE PROを使って補正をかけた際の様子を動画にしました。
この動画のようにブレブレの動画にソフトウェアスタビライザーで補正をかける事が可能ですがPCへの負荷も高いようで毎回コレをやるのは大変だと思いました。 オススメの方法ではありません。
※この動画では減速帯の走行時のモノなのでブレが激しいですが綺麗な路面の走行時はここまではブレません。
下にアドビの解説のリンクを貼っておきます。
フリーソフトの検索リンクも貼っておきます。
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