単相200V30Aコンセントの設置工事

TIG溶接機を使うために単相200V30Aの専用回路と屋外コンセントの設置工事を行いました。※施工には電気工事士の資格が必要です。

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分電盤の確認と材料の選定

サーキットブレーカー

最初に専用回路の起点となる分電盤の確認をしました。

我が家で使われていた分電盤は日東工業製の物でプチスリムサーキットブレーカーという製品が使われておりました。 日東工業の2P2E30Aのプチスリムサーキットブレーカーを探して近隣ホームセンターを何件か回りましたが在庫がなくamazonで購入しました。

パナソニックのコンパクトブレーカーは近隣のホームセンターにも在庫がありました。

配線ケーブル

許容電流30Aの回路なので電線の太さは2.6mm(5.5㎡)以上のものとアース線には1.6mm以上のものを選定する必要があります。 各配線の許容電流

VVFの2心2.6㎜とIVの1.6㎜を配線距離分づつ揃えました。

 

コンセント

コンセントは迷いました。 外壁面に取り付けるため最初はEV用の防水コンセントを設置すれば良いと安易に考えておりましたがEV用の防水コンセントは20Aまでの設定となっていたため、IHクッキングヒータ用の30Aコンセントを取り付けることにしました。

左のスリム型を選びました。形状違いですがどちらも30Aコンセントです。 右の黒っぽいのはEV用の20A防水コンセントです。

IH用のコンセントは防水コンセントではないので防水ボックスを取り付けて、その中に設置しました。

下のリンクの防水ボックスを選びました。 鍵の有無が選べます。

工事開始

我が家の分電盤は浴室ドア枠の上に設置されております。 システムバスを設置した木造住宅では分電盤はこの位置に設置されていることが多いと思います。 この場合は浴室の点検口から配線を床下まで送ることができるので作業がとても楽です。 システムバスの天井裏から直に外壁まで貫通する穴を開けて通線することもできますが、グラスウールの断熱材を傷つけると壁内結露がおこる恐れがあるため、基礎部分から配線を屋外に出すことにしました。

浴室の出入り口の隣の脱衣所とシステムバスの壁の隙間に配線を落とします。

この壁の裏を通って

浴槽の下までまっすぐに通します。 最近のベタ基礎の家屋ならば床下まで配線が落ちてしまえば、あとはどこへでも好きな場所に配線を持っていけます。

浴室点検口に上半身を突っ込んで作業します。

配線を壁と壁の隙間に落としていきます。 そのまま隙間に落とそうとしても電線が途中で丸まってしまいまっすぐに落ちていかない場合が多いので、配線の先端に鎖や重しをつけた紐を取り付けて先に床下まで落としておいて、それを床下から引っ張ってやると配線を通しやすいです。

システムバスの下の人通口は断熱材で塞がれていましたので取り外しました。

システムバスの床下です。 ここに潜っていきます。

這いつくばってちょっとづつ進んでいきます。

配線が見えました。 左が脱衣所側の壁で右が浴槽裏側です。

線を手に取り脱衣所床下まで戻ってきました。 基礎パッキンの隙間から外の光が漏れて入ってきているのを発見しました。 最初は基礎コンクリートに穴を開けて配線を通そうと考えていましたが、この隙間を利用することで楽に屋外へ配線を通すことができました。

水切りの裏にある網状のカバーは配線が通るように一部ニッパーで切り落としました。

配線が出てきました。

配防水ボックスとサヤ管を取り付け。 サヤ管は配線部分からの雨水の侵入を防ぐために写真のような形状に加工しました。

防水ボックスの中にコンセントを取り付けしました。

コンセントプラグと接続した所です。 配線逃げのノックアウトを抜いておけば接続したままフタを閉めても大丈夫です。

外が完成したのでシステムバスの天井裏に戻ります。

分電盤の裏側です。 保温材の膨らんでいる所の裏側に各回路の配線が集合しています。 ここから表側に配線を通します。

最後に分電盤の空きスペースのブランクカバーを外し30Aのサーキットブレーカと入れ替え配線の接続をして完成しました。

 

 

 

 

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コメント

  1. […] 電源とアルゴンガスを用意した後、動作確認を兼ねてTIG溶接の練習をしてみました。 […]